海を眺めながら過ごす上質な暇（いとま）時間「UMITOMA OCEANVIEW RESORT ECHIZEN」

せわしなく過ぎていく日々の中で、つい気持ちに余裕を持てなくなって疲れてしまうという人に、
自分にとって本当に大事なものはなにかを見つめ直す「こころの棚卸し」をぜひおすすめしたい。
せっかくなら休暇を取って、日常から離れた場所でゆっくりと自分自身に向き合う時間を過ごしてみてはどうだろうか。

本州のほぼ真ん中、福井県福井市蒲生町にある「UMITOMA OCEANVIEW RESORT ECHIZEN」(以下、UMITOMA）は全室オーシャンビューの宿泊施設。
山と海に囲まれた自然の中で、まるで自分の別荘に来たかのようにゆったりとした時間を過ごすことができる。

地域の魅力を最大限に活かしたというこちらの施設について、株式会社UMITOMA 代表取締役の髙木 秀樹（たかぎ ひでき）さんに話を聞いた。 

自分の好きな事を今後のビジネスにしたい

ーまず、UMITOMAについて教えてください

こちらの施設は、2022年10月にオープンしました。
これまで別の事業をしてきた中で「自分のやりたいこと、好きな事をビジネスにしたい」という思いで立ち上げた新規事業です。

私自身が福井出身で、自然が好き。福井の魅力を考えたときに、ここにある海や山は地元の人が考えている以上に価値があるものだと感じていました。

北陸新幹線が来年開業されることもあって、県外、ひいては海外の方にこの福井の魅力を伝えるためにも必要な事業だと思ったことも大きいですね。 

地元全体でもっと盛り上げていきたい

ー観光拠点として宿泊施設は重要な役割ですよね

はい。来ていただいた方のアンテナに引っかかるような、誰かに教えたくなるような施設、コンテンツというものを作っていくことは、地域活性にもつながっていくのではないかと考えています。

施設内の照明や食器、壁紙などにもこだわって、福井や越前の伝統工芸などこの土地のものを使用して、来てくださった方へご紹介しています。

ー地域の活性にも力を入れていらっしゃるんですね

地域活性化の取り組みはチーム一丸となって周りを巻き込みながら進めていくことが重要です。
施設の開業時から福井市沿岸部に拠点を置く事業者や移住者を中心に立ち上げた「越前海岸盛り上げ隊」の一員として魅力あるまちづくりを推進しています。

現代の地方都市において、人口減少は避けられない課題です。
この場所で暮らしたい、働きたいと思えるような理由があれば若者や移住希望者によってさらにこの町が元気になっていく、地域内外でいい相乗効果が生まれると信じています。 

海と山に囲まれて心穏やかにととのう体験を

ーサウナのある客室があるとうかがいました

施設にはプライベートヴィラとキャンプホテルをご用意しています。
その中の「CYAN 思案」という名前のヴィラのデッキにサウナを設置しています。

プライバシーを確保した空間で人目を気にせずにサウナに入ることができ、
目の前に広がる海と背後の山にはさまれた絶好のロケーションもまた、この土地の魅力を知ってもらうきっかけのひとつです。

ーサウナ導入のきっかけや特徴について教えてください

導入のきっかけは、まず自分自身がサウナが好きであることが理由のひとつです。

山の風を感じて、波の音をききながらととのうという非日常体験が「自然の中でゆったりとした時間を過ごしていただきたい」という施設のコンセプトに合致して設置を決めました。

自分の好きなタイミングだったり、天気や温度の状況に応じて入れるのは宿泊施設併設サウナならではの特徴ですね。

ー今後サウナ業界に期待することをはなんでしょうか

サウナブームとはいえ、まだ一部の人の楽しみという印象があるので特に女性や、まだサウナを経験していない人にももっと広がっていけばいいなと思っています。

自分自身がサウナの良さを実感したことや、サウナによってオンオフの切り替えができていることもあるので、今後の展開として誰でも入れる時間貸しのサウナ運営というのも検討していきたいなと考えています。

UMITOMAでは福井の新鮮な食材や海鮮を使ったBBQ や地酒を楽しむことができる。自身で調理するスタイルという点もホテルとはまたちがった魅力だ。

気の合う仲間や家族と、リラックスして過ごす時間はなにものにも変えがたい。

心とからだをほぐしてスペースを作るということ。
そのスペースに楽しい思い出を保存するために私たちは旅に出るのかもしれない。