サウナ愛を五感で感じる、絶景プライベートサウナ「Sea Sauna Shack」

サウナ愛を五感で感じる、絶景プライベートサウナ「Sea Sauna Shack」

目まぐるしくオープンし続けるサウナ施設ではありますが、どこへ行っても人、人、人。施設の混雑具合に少々疲れを感じていませんか? そんな気持ちが少しでも芽生えたら、誰に束縛されることなく、心も体も開放してくれるサウナ旅へと繰り出してみませんか。

眼前に広がるオーシャンビューを独り占め

都心から車を走らせること約2時間。千葉県南房総の館山に佇む、オーシャンビューとサウナのペアリングを独り占めできる一棟貸切り型のプライベートサウナ「Sea Sauna Shack」。サウナ愛好家ならその名を一度は聞いたことがあるだろう。オープンから約2年。関東近郊、いや全国のサウナーたちを虜にしてやまないサウナ小屋だ。

東京湾の玄関口、館山湾に位置するコチラ。取材時はあいにくの天気であったが、空気の澄んだ晴れた日には湾の向こうに富士山を望むことができ、海面をオレンジ色に染めながら沈む夕日とともにサウナに入ることもできるのだ。季節と時間によって、全く違った表情を見せてくれる一期一会なオーシャンビューが楽しめるサウナ施設なのだ。

十人十色の楽しみ方があるサウナ室

オーシャンビューばかりに目がいきがちだが、サウナ小屋のスペックも言わずもがな。サウナ室に入ってまず目を惹くのが、煙突部に迫るまでサウナストーンが積み上げられた巨大な薪ストーブ。

日本のストーブビルダーに特注で作ってもらったというオリジナルストーブがセンターに鎮座する三段のスタジアム型サウナは、オープン2時間前から火入れがされ、ロウリュを計算して、90度前後の温度をスタッフが常に管理してくれる。室内には温度計や時計はなく、時間に縛られない空間が広がり、薪ストーブならではの包み込むような柔らかさが味わえる。

ストーブ窓から覗くゆらめく炎と、パチパチと薪の爆ぜる音に耳を傾けながら自分の世界に閉じこもるもよし、リラックスして寝転んだり、気の置けない仲間との会話を楽しむもよし。都会のサウナではできなくなっている、本来あるべきサウナの楽しみ方を自由気ままに堪能できるのはプライベート空間だからこそだ。

こだわりのアロマウォーターによるロウリュ

全員がスパ健康アドバイザーの資格を取得したという、サウナ愛に溢れるスタッフたち。そのこだわりの片鱗は、オリジナルのアロマウォーターにも感じられる。アーユルヴェーダの万能薬として重宝されているカプーアを始め、バーチやクロモジなど数種のハーブ(中には自家製のハーブも!)を使ったアロマウォーターは、ロウリュで使用するだけでなく、同配合のものをお茶として飲むことも可能だ。

セルフロウリュももちろん可能だが、1セット目はロウリュなし、2セット目はスタッフによるロウリュ、3セット目はアウフグースのサービス。というルーティンがオススメのようなのでぜひ体感していただきたい。

サウナ愛が一心に詰まった“動線”

「いわゆるログハウス風なサウナ小屋にしたくなかったのと、とにかくこだわったのはサウナから水風呂、外気浴までの“動線”です」と語ってくれたのは支配人の勝俣瞬馬さん。実は勝俣さんのもう一つの顔は現役プロレスラーという、異色の肩書きを持つ。プロレスで日本全国を巡業する中でサウナに目覚め、いろいろな施設を研究し、サウナ運営をするまでに至ったという。その中で導き出された“いいサウナ”の愛情表現の一つが“動線”だったそう。

そのこだわりの動線は、およそ10歩で完結する。サウナ室を出て室内を抜け、天然地下水が汲み上げられた褐色の水風呂まで5~6歩。そこから外気浴のできる屋上スペースまで階段を上がって約5歩。サウナ、水風呂、外気浴の流れをたった10歩で行き来できるストレスフリーな神動線になっているのだ。

ややもすると見落とされがちな、ごく当たり前のささいな部分に愛を注ぐ。そんな細やかなホスピタリティの高さと、五感をフルに刺激してくれるこだわりと環境こそが、リピーターの絶えない人気を生み出している秘訣なのだろう。

 

Sea Sauna Shack

住所/〒294-0307 千葉県館山市波左間1063−2

営業/9:00~11:30、12:00~14:30、15:00~17:30、18:00~20:30


料金/平日1~4名 2万1000円(5名以上の場合は1名につき3700円プラス)

   土日・祝日1~4名 2万6000円(5名以上の場合は1名につき3700円プラス)※ハイシーズンは別料金

HP/ こちら

サウナタイプ

屋内タイプ

サウナストーブ
オリジナル
ロウリュ/あり(セルフロウリュ・スタッフによるロウリュもあり)
水風呂
シャワー、水風呂あり
外気浴
整えチェア/あり

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