空前のサウナブームに沸く近年、サウナ好きから注目を集めているのが鳥取県です。『ととのう とっとり』をキャッチフレーズに自治体がサウナツーリズムを推進。県外からサウナ好きを呼び込もうと、官民がタッグを組んださまざまな取り組みを行っています。

今回はそんな鳥取県でサウナ好きが行ってみたいサウナスポットを、厳選してご紹介します。鳥取旅行のお供として、ぜひ参考にしてください。 

※本ページ内でご紹介した情報は2023年5月21日現在のものです。施設ご利用の際は公式HP・SNS等から最新の情報をご確認ください。

鳥取県で行ってみたいサウナ施設7選

鳥取県は中国地方の北東部、日本海に面した位置にあります。

観光の目玉は、自然のアートとも呼ばれる「鳥取砂丘」。南北2.4 km、東西16 kmに広がる天然の砂丘で、砂と風が生み出す模様が幻想的な景色を披露してくれます。国立公園にも指定されており、年間を通して多くの観光客が訪れる観光地です。

自然の魅力を満喫したいなら、日本の名峰に数えられる「大山(だいせん)」がおすすめです。中国地方最高峰の山は、登山やトレッキングはもちろん、秋の紅葉や冬の雪など美しい景観を眺めるだけでも価値があります。

この他にも垂直に切り立った絶壁に位置する寺院として有名な「三徳山三佛寺」など、自然や歴史に縁のある観光地が数多く揃っています。

そんな鳥取県では自治体が中心となったサウナツーリズムを推進。『ととのう とっとり』と銘打った取り組みではサウナを目的に旅行に訪れる観光客向けに、イベントや宿泊コースを用意。サウナと地域の魅力を組み合わせた新たな試みが話題となっています。

サウナ熱が高まっている鳥取県ですが、ここからは鳥取のサウナスポットから厳選した7つの施設をご紹介します。

 

1.Nature Sauna(ネイチャーサウナ)

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大山隠岐国立公園内にある一向平(いっこうがなる)キャンプ場に位置する『Nature Sauna(ネイチャーサウナ)』。2020年10月にオープンした施設は、国内初となる国立公園内に設置されたサウナです。

セルフロウリュ可能なストーン式サウナは、80℃程度の温度設定で芯からじっくり汗が噴き出すタイプ。水風呂代わりの屋外プールは大山の天然水かけ流しとなっており、良質な水が火照った身体をゆっくりと冷ましてくれます。国立公園の豊かな木々に囲まれた外気浴スペースに座れば、至福のととのい時間があなたを待っています。

2.ペンションあすか


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大山を一望できる絶好のロケーションに位置する『ペンションあすか』。1日1組限定の宿泊者向けに提供されているサウナは、オーナーこだわりのフィンランド式サウナ。入浴前にはアロマの種類をセレクトでき、好みの香りでセルフロウリュができます。

入浴後に水風呂でクールダウンしたら、開放感抜群の外気浴スペースへ。大山の豊かな自然に癒されながらの外気浴は贅沢のひと言。またサウナ室には大型ジャグジーも用意されており、お風呂に浸かりながら雄大な景色を楽しめます。

 

3.OOE VALLEY STAY(オオエバレーステイ)


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鳥取市から車で20分。雄大な自然に囲まれる八頭町で2019年にオープンしたのが『OOE VALLEY STAY(オオエバレーステイ)』です。

閉校した小学校の建物を活用したユニークな施設では、宿泊や食事はもちろん農業体験も可能。「里山リゾートホテル」というネーミングからも、施設の特徴が伺えます。

そんなOOE VALLEY STAYにこのほどサウナ施設がオープン。鳥取の天然木として名高い智頭杉(ちずすぎ)を使ったバレルサウナは、柔らかな肌触りと心地よい杉の香りが特徴。水風呂と外気浴スペースもしっかり用意され、入浴後は里山の美しい自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。思いっきり深呼吸して、木々のざわめきや鳥のさえずりに耳を傾けてみては。

 

4.GOOD BLESS GARDEN


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「1日楽しめるマチナカオアシス」をテーマに、食や健康、趣味など多彩なプレイスポットが集まっている『GOOD BLESS GARDEN』。施設の5階~7階は宿泊エリアとなっており、山陰屈指の大型サウナが人気を集めています。

サ室にはオートロウリュ式ikiストーブが設置され、セルフロウリュも可能。室温は100℃を超える高温設定で、「ガツン」と来る熱さが特徴です。たっぷりと汗をかいた後はやや深めの水風呂でクールダウン。

ととのいルームと名付けられた休憩室は照明が落とされたムーディーな雰囲気で、送風機の穏やかな風が肌を撫でます。

施設内には大浴場やレストルーム、サウナ飯も用意されており、リラックスした休日を過ごすにはぴったりです。

 

5.湧くわく天然温泉 ラピスパ

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欧風庭園とおしゃれな内観で人気を集めるのが『湧くわく天然温泉 ラピスパ』です。米子市にある天然温泉施設で、館内には男女入れ替えで利用できる2種類のサウナを用意。

ワイン樽ロウリュサウナは樽型の広々したサウナで、木の爽やかな香りに癒されます。ロウリュ式サウナは室温も80℃程度に設定されており、心地よい空間で汗を流せます。パティオサウナは遠赤外線のオーソドックスなサウナで、しっかり汗をかけるタイプです。

水風呂は大山の地下水を使用しており、なめらかな肌触りが特徴。外気浴スペースやリラックススペースが用意されているので、思い思いのスタイルでくつろぎ時間をお過ごしください。 

6.天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港

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境港市にある宿泊施設が『天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港』です。境港市といえば、漫画家の水木しげる氏の出身地として有名で、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクター像が並ぶ「水木しげきロード」をはじめ、故人縁の観光地として知られています。

サウナと温泉は、施設の12階に位置しているため境港を一望できる立地に。サウナはオーソドックスなドライサウナですが、清潔感のある室内と窓からの景色を眺められる丁寧な造りにこだわりが窺えます。水風呂は14℃程度とやや低めの温度設定でしっかりクールダウン可能。外気浴スペースや休憩スペースも用意されており、本格派のサウナ好きも満足できる環境です。

宿泊だけでなく日帰り入浴も可能。また、屋外に設置された足湯はその名も「妖怪たちの足湯」。水木氏の作品やキャラクターに想いを馳せながら足を浸していれば、妖怪の足音が聞こえてくるかもしれません。

7.一ノ湯テントサウナ


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最後にご紹介するのが、『一ノ湯テントサウナ』です。鳥取市中心部から車で20分ほどに位置する吉岡温泉町。その地名からも分かるように古くから温泉地として栄え、「美肌伝説の湯」と称されるほどやわらかく上質な泉質を誇っています。

そんな吉岡温泉の温浴施設「一ノ湯」が2021年から提供しているのが「一ノ湯テントサウナ」。常設のサウナ施設を設けずに、敷地の一角にMORZHのテントサウナを設置。セルフロウリュ可能な本格サウナで、クールダウン用の水風呂プールも用意されています。

ユニークなのが温浴施設の更衣室や温泉も利用可能なこと。料理の提供も実施しており、テントサウナ利用者はサウナ飯をテイクアウトできます。温泉地のサウナと聞くと敷居が高いように感じますが、一ノ湯テントサウナなら気軽に利用できる点も魅力です。

サウナは予約制なので、事前の連絡をお忘れなく。

『サウナトラベル』でサウナ時間をもっと楽しく

今回はサウナ好きが行ってみたい鳥取県のサウナをご紹介しました。

鳥取砂丘や大山など雄大な自然が溢れる鳥取では、近年官民が一体となったサウナツーリズムを推進しています。県をあげての取り組みとあって受け入れ側のホスピタリティが高く、サウナ好きの旅行者にとっては実に魅力的なエリアといえます。鳥取への旅を検討中なら、旅程にぜひサウナを加えてみてはいかがでしょうか。

サウナトラベルは『旅する人生に、サウナを。』をコンセプトに、サウナに関する情報を発信しています。オリジナルのサウナファッションやコスメもご用意。サウナ時間をもっと楽しくするアイテムといっしょに、思い思いのサウナ時間をお楽しみください。 

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